Tanya von Second Life ~セカンドライフを闊歩してみた~

日本ではブームが過ぎ去ってしまったSecond Lifeを今闊歩し、見てきたもの、触ったものをお届けします。

セカンドライフに要求される最低スペックを調べてみた。

またもやご無沙汰をしておりました。ターニャ・デグチャレフです。

 

以前、セカンドライフを楽しむためのPCスペックについて少し触れたのですが、その後、複数の方にご協力をいただきながら、動作可能なスペックの検証を続けていました。

思っていた以上に時間がかかってしまったのですが、だいたい見えてきましたので、ようやくブログに残す事が出来ます。
この場をお借りして、今回の検証に協力していただいた各位に感謝申し上げます。

まずはリンデン公式ビューアを使う場合、やはりGeForceRadeonなどの外部GPUを搭載していないと厳しいようです。

CPU:Intel(R) Core(TM) i5-6300HQ CPU @ 2.30GHz (2304 MHz)
メモリ:8104 MB
OS バージョン:Microsoft Windows 8 64-bit (Build 9200) compatibility mode. real ver: 10.0 (Build 10586)
グラフィックカード製造元:NVIDIA Corporation
グラフィックカード:GeForce 940MX/PCIe/SSE2

上記は私が普段使っているPCのスペック情報。
グラフィック設定を最上位まで上げると厳しいですが、少し落とすだけで、不自由なく利用することが出来ています。
GeForce 940MXはゲーム用途としては一世代前のエントリーレンジGPUですが、セカンドライフにはこれでも十分用が足りると思われます。
もっとも、本格的に物作りをしようとしたら、CPUはCore i7、メモリは倍の16GB、GPUももっと高性能なもののほうが快適だと思います。

 

次に、内蔵グラフィックではどうなのかを確かめます。
公式ビューアも入れてみましたが、やはりグラフィック設定を最低まで落としても実用に耐える操作速度が出ません。
そこで、サードパーティビューアのFirestormを試します。

CPU: Intel(R) Core(TM) i5-5200U CPU @ 2.20GHz (2194.91 MHz)
Memory: 8084 MB
OS Version: Microsoft Windows 10 64-bit (Build 15063)
Graphics Card Vendor: Intel
Graphics Card: Intel(R) HD Graphics 5500

第5世代Core i5の13インチWindowsモバイルノートをお借りしました。
これくらいのスペックがあれば、Firestormであればそれほど設定を下げなくても動作に支障はないようでした。

では、3Dとは縁遠そうなMacはどうでしょう。
MacBook Proを持っている協力者にお願いして、Firestormをインストールして貰いました。

CPU: Intel(R) Core(TM) i5-4278U CPU @ 2.60GHz (2600 MHz)

Memory: 8192 MB
OS Version: Mac OS X 10.12.5 Darwin 16.6.0 Darwin Kernel Version 16.6.0: Fri Apr 14 16:21:16 PDT 2017; root:xnu-3789.60.24~6/RELEASE_X86_64 x86_64

Graphics Card Vendor: Intel Inc.

Graphics Card: Intel Iris OpenGL Engine

CPUとしては更に一世代前となる第4世代。
しかし、内蔵グラフィックがIntel HD Graphicsではなく、上位のIntel Iris Graphicsになっています。
そのためでしょうか、今回お借りしたWindowsモバイルノートよりも幾分快適に動作することが確認できました。
画面がRetinaディスプレイであることから、表示も精細に感じます。
公式ビューアにこだわらないのであれば、Macも十分使用に耐えるようです。

 

最近のCore i5以上を搭載するマシンであれば、とりあえず実用に耐えるらしいことはわかりました。
ではもっとスペックが低いPCではどうなのでしょう。実はここでサンプルを募るのに時間がかかったのです。

提供していただいた、というより一時的にビューアをインストールさせていただいたPCは、某PCショップのオリジナルブランドの2in1タブレットPC
CPUは第3世代のCore i3。最新のCore i3とはかなり条件が異なると思いますが、参考まで。
このPCにFirestormをインストールしてみたのですが、起動するまでに異常に時間がかかり、立ち上がったあともまったく実用に耐える状態ではありませんでした。
より軽量なビューアを探したところ、Singularity Viewerを見つけたので、試しにこれをインストールすることになりました。
なお、正式安定版はまだBENTOに対応していませんが、Alpha版でBENTOに対応しているため、今回はAlphaの最新版をインストールしました。

Singularity Viewer (64 bit) 1.8.7 (6937) Mar 28 2017 00:14:23 (Singularity Alpha)
Release Notes

Grid: Second Life

CPU: Intel(R) Core(TM) i3-3227U CPU @ 1.90GHz (1895.67 MHz)
Memory: 3933 MB
OS Version: Microsoft Windows 10 64-bit (Build 14393)
Graphics Card Vendor: Intel
Graphics Card: Intel(R) HD Graphics 4000

Singularity Viewerであれば、不満にならないくらいの操作速度が出ました。
Firestormのレスポンスが極端に悪い理由は、結局わからずじまいでしたけど。

 

それでは更にスペックが低いPCではどうでしょう。
低価格PCや2in1タブレットと同程度のスペックのPCを提供していただいたので、こちらで確認をしてみました。

CPU: Intel(R) Atom(TM) x5-Z8300 CPU @ 1.44GHz (1439.95 MHz)
Memory: 4021 MB
OS Version: Microsoft Windows 10 64-bit (Build 14393)
Graphics Card Vendor: Intel
Graphics Card: Intel(R) HD Graphics

まずFirestormをインストールしてみたところ、操作レスポンスはよくないものの、かろうじて操作できるという状態でした。
それではSingularity Viewerではどうでしょう。早速インストールしてみたのですが、起動はFirestormよりも早いのですが、レスポンスは非常に悪いか、良いときでもFirestormとそれほど変わらないくらいにしかなりませんでした。
Singularity Viewerでレスポンスが安定しない原因はよくわかりませんでしたが、どちらにせよAtomでは実用には厳しく、IMの確認や放置アバター用の端末くらいにしか使えないのではないでしょうか。
しかしAtomマシンはファンレスPCも多いため、長時間動作させると熱暴走する可能性もありますが。

PCの性能が下がるほど、回線速度が同じでも描画速度にかなりの差が出ます。
しかし描画してしまうと、性能が低いからといっても描画が汚いということはないのは意外でした。

もう少しサンプル提供をお願いしていますが、続報は時間がかかりそうなので、またいずれ。

 

ではまたセカンドライフで。